rochishin2005-10-23

魯智深 北の海から

積荷がいっぱいじゃわい。
一度、遠くまで航海し、消費してから再修業するかな?
ストックホルムやリガには行ったことがないしの。
…そんな安易な考えが自分の首を苦しめることになるとは…
リューベックを出たわしの船はリガに向かって順調に進んでおった。
この海域は泣く子も黙る海賊出没地帯。手始めはヴァイキングの襲撃だったわい。
1対1なら負けはせぬと鬼神も恐れぬ奮闘ぶりに軽く圧勝。船員-1という被害で食い止めたわい。
進む行く手に新たな敵影が見えたのは、勝ち名乗りを上げ、まもなくと言うところだった。
この度は私椋船。艦隊は三隻と全く容赦ない感じであったが、白兵戦であれば我々と比べれば雑魚同然…のはずだった。
三隻の船の動きが微妙な影響をもたらし、いきなりの大将戦。一回の銃撃で割合呆気なく勝敗が決しそうになった矢先のこと。
敵船A「外科医術*1
なんじゃと?
敵船B「砲撃*2
うぉ、味方ごとかいな。
船員「船長!今の砲撃で船員が2人逝きました!」
ぬわに?
この後、船員復活の呪文と周囲の船からの砲撃が連発。大将を討ち取るまでにわしが手塩にかけて育てた船員の被害は-7。しかも船の耐久力は半減。
とりあえず船を全面的に修復して先を急げば軽キャラベルの襲撃。
え〜い、雑魚は黙っておれ!
軽く一蹴となるかならないかの矢先…
船員「船長!大嵐ッス!!」
はぁ?どないせいと言うんじゃい。
北海の行き先見えぬ只中で遭遇した大嵐は船体を大きく傷つけ、船員1人を奪い去り、ようやく終わった。

むぅ。
船員「船長…まだリガの半分ぐらいしか進んでませんよね。どうしますか?」
一度、決めたら最後までやり通す。
それが最高の船乗りになる条件じゃわい。
野郎ども、もたもたするな。突き進むぞい!
船員「おぉ〜」

とやる気になったのも、つかの間、再びヴァイキングの襲撃。地の利が悪く*3、逃げやすい状況だったので、ここはすかさず退却。
ようやくリガが見えそうになったところで先ほど撃退した私椋船の仲間がやってきた。一二度、白兵戦を仕掛けるも退却の連発。しかもお得意の砲撃が資材の残り少ないボロボロになった我が船の耐久力を更に削っていく。こうなれば隙を見て撤退じゃ。
逃げる途中の攻撃で運悪く帆が破れ、動きが悪くなるもののその後の砲撃はなく無事に退却。最後の修復でも船の耐久力は三分の二程度。船員被害-1。
…さすがにマズイわい…
次の襲撃は死を意味するそんな予感が薄っすら思い浮かぶ。
いや、不吉を予感してはいかん。
まだまだ大丈夫。
大丈夫と思えば、まだどんな苦境も大丈夫になるもんじゃ。
わははは。
船員「船長!大変です!!リガ入口に海賊が居座っております」
避けられぬか?
船員「無理ッス」

船員「…」
突撃じゃ!!最速で突き破ってやれ!!
船員「了解ッス!」
…大丈夫。だいじょうぶ。だいじょ…いや…
船員「船長!」
…分かっている。分かっておるわい。
どうせ無事に襲撃を受けたんだろ!?
船員「その通りッス」

船員「…」
うぉ〜!全員死にもの狂いで戦え!襲撃させたことを航海させてやれい!
リューベック出向時、船の耐久力121、船員数40名、資材10、砲弾7、という当船は耐久力56、船員-11、*4資材0、砲弾15と言う結果を残し、リガに何とか辿り着いた。
安易な発想は必ずしも安易な結果を生むわけではない、ということじゃな。
ところで砲弾15ってなんじゃい?*5

*1:白兵戦中に使わないで下さい

*2:敵味方容赦ない攻撃を連発するので恐ろしい

*3:陸地が近かった

*4:終戦-1は奇跡。実は-9だったんだけど外科医術で全員復帰後、大砲で1人死亡で終わる

*5:水、食料は程よくもらえたのは運が良かったけど、砲弾より資材を奪っていただけませんか?