「まだ見ぬ世界へ」

ふ〜。ちょいと体調を崩して小さな港で休養を取っておったのだが、
クリスマスも済んだことじゃし、そろそろ本格的にアフリカの方へ行くかのう・・・。


ヘルデルにおったので、いったん故郷アムステルダムへ戻って
勘を取り戻しつつ、心機一転再スタートじゃ!


(航海スタート)


「親分、帆を張る指示を! 全手漕ぎは嫌であります!(困惑)」
「親分、右と左と言いますか、東西南北の区別はついてますよね?!(滝汗)」
「親分、なんで以前は0日航海だった距離で5日も海をさまよわねばなりませんか!
 もう食料も水もありませんぜ!(動揺)」
「親分、なんだか視点がおかしいような・・・海と空しか見えません! 陸は、陸はどこに!(緊迫)」


こうして何事もなく軽やかに久しぶりのアムステルダム到着。ええのう故郷は。


・・・子分の目が白くなった気がしたのでこっそり夜中に航海イメトレじゃ。
危うい動きに肝を冷やされたか、遠方から飛んできてくださったフレの方々から
航海のリハビリ法等を教えていただき、その後、再開を祝して乾杯したんじゃ。
久々の酒盛りのお陰か、以前の勘をやや取り戻し、肉を捌いては売り、
捌いてはソーセージ作りに精を出すまでになったんじゃ。


そして今度こそ、いざアフリカ大陸へ!
カサブランカまでは何事もなく到着したんじゃよ(←バルシャにすら襲われず)。
子分の信頼も回復したような気がしなくもなくもないので
ここをアフリカの起点として次は一気にアルギンを目指すんじゃ!
わしの船からするとちと長距離航海になるが、水をうんと積んで
フレの方に教えてもろうた「積荷を食料に転用」すればなんとか辿り着けようよ。
航海中の釣りは元々趣味じゃし、我ながら軍人なのか料理人か分からんほどに
肉や魚を捌くのはお手のもんじゃからな。


出発じゃ!


はいりはいりふれはいりほ〜♪ (花和尚の労働歌)


(ここから危険海域です)


お空からそんな声が降ってきた。そんな気がした、途端に・・・。
横波、急襲、急襲、急襲、火災火災火災。
なんの、急襲ごときに驚いてはならん。子分ども、気にせず前進じゃ!


ぎゃー。


前進せい! これしきのことで引き返しては漢がすたるわ!


わー。


・・・・・・。・・・・・・。・・・・・・。


あー。カサブランカはええのう。美味い野菜が沢山あって。
燃えまくったが、船が壊れんでよかった・・・本当に良かった・・・。
なんとか数隻落としたものの、わし、まだ勘が戻っとらんみたいじゃ。


手だれの参謀とか補佐官をスカウトするかのう。


しかし、カサブランカにおるんかのう、熟練補佐官(苦笑)