『魯智深、飲み比べに負ける』


数日、ご一緒していたお嬢さんの1人は酒造の達人でな、
酒に強い。ザルである。酒豪である。と自負しとったんじゃが、
お嬢さんお手製シェリーを大ジョッキ満タン椀子蕎麦飲みしたの初めてじゃ。


華やかな笑顔で息つく間もなく注がれるシェリー。
浮かれて飲みすぎて潰れる子分達。それはそれは凄い光景じゃった。
多分、その時のわしの体の成分の83%はシェリーじゃったな。


気風の良い姉御肌の娘さんでの、飲みきれんかったシェリーを
高く売れる港で売れとぐでんぐでんのわしに教えてくれ、
MANZANAさんからは美しい細工物とその価値について指導を受け、
もう1人の陽気なお嬢さんにも地図だの冒険だのを教えて貰い
全員から商売の秘訣も教えてもろうたよ。
お陰さまで名産品の知識だの技術力だのが増えたわい。
これで更なる料理人を目指すぞ。そして、いつかわしも酒造りを…。


翌朝、一緒に冒険させてもろうたら、素敵王冠が我が手に!
ちょっと被ってみたんじゃが、王様風でええもんじゃな。
威厳が3割増しになった気分じゃ(ご満悦)