『完成!!!の巻』
見よ! 長年の悲願! 『酒』が完成じゃ!!!(ワーワーパチパチパチ!!
「これで酒が飲み放題に(感涙」
「もう陸に行かなくて済む……(滂沱」
これで長いことケーキにしか使っておらんで
邪魔だったものの、つい買えるだけ買ってしまう大量の穀物が
あっという間に美味しい酒になるんじゃ!
幾らでも麦を買い付けたい気分じゃ!
ビールもワインもウオッカもアクアビットもなんでもこいじゃ!
「おやびーん」
なんじゃ?
「その造った酒はどこに?」
売った。
「!!!!!!!!」
もう少し商売の方面で名前が売れると副官君という
インテリエリートがわしの船に乗ってくれるんじゃと。
酒は特産品としてあちこちの港で喜んで買うて貰えるんじゃ。
お前らには今までどおり酒場で飲ませてやるから文句あるまい?
「航海中にも飲めるようになったと思ったでやんす(落涙」
「水切れ以外でも酒を楽しめると〜(悲涙」
「月見船酒の野望が〜(号泣」
どんなエリートインテリ君が乗ってくれるのかのう。
右腕としてわしの弱点を補ってくれるとええな。
……ミケさんのようなミステリアスインテリでは困るがのう。
首を傾げつつ言う事を聞いてしまいそうでの。