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魯智深 リスボン王城侵入を企てる
『弾道学』でも習いたいが、アムステルダムでは覚えられない*1。
すると隣国から学ぶしかないのだがなぁ。教えてくれる連中が王城に住んでいるから厄介じゃわい。
人間、まずは中身だと思うが、役人とか、貴族などはとかく外見で人を判断する傾向が強いのはどこの世界でも同じようでの。わしのような輩は基本的に立ち寄ることすらままならんでなぁ…
うむ。王城侵入でも企てるとするかの。今、ちょうどリスボンにおるしな。
どうせ入り口には衛兵一人しかいないのだからぶちのめしてしまえば入れそうな気がするが、それじゃぁ、面白くない*2。どうせなら嫌味な感じを漂わせつつ正攻法で入ってやろう。
まずは普通の容姿で進入しようとすれば…
「怪しい者を通すわけにはいかん」と衛兵。
怪しい者じゃからしかたあるめぇよ。
今まではここですごすご帰るしかなかったが、今や違うのだよ、衛兵君。
まず『つけぼくろ』まで装備して身だしなみを整えて*3…
「怪しい者を通すわけにはいかん」と衛兵*4。
むぅ。案外、強敵じゃな。しかし、わしにも秘策がある。
『豪華な首飾り』*5を装備。
「怪しい者を通すわけにはいかん」と衛兵。
…む、むぅ。最終手段を使わねばなるまいか。『香水』*6をプア〜とふりまいて…
さぁ、どうじゃ。
さしもの衛兵もしぶしぶ門を開けた。はっはっは。ようやっと侵入成功じゃわい。
では、早速、貴族に『弾道学』でも教わるかの。
…
あ?戦闘レベル12必要?
覚えられんじゃないかい。
…
しかも、香水がの効果が終わってしまって、対応も素っ気無くなったわい*7。