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魯智深 肉屋を始め、各地奔走す
陽気に酔っ払いと酒盛りをしていたら、船員いわく…
「親分、明日の酒にも関わる深刻な問題です」
そいつは一大事じゃな。で、なんじゃ。
「金欠です」
確かに宵越しの銭は持たない主義じゃから、確かに常日頃から金はあまりもたんわしじゃが…
そんなにないか。
「仕事以外で海賊家業に勤しみ過ぎた*1のとアラビア風や王侯貴族向けのファッション*2のせいですかね」
確かに収益を稼ぐ努力はあまりしとらんの。
というわけでな。手っ取り早く稼げる方法を人伝に尋ねた結果…
『調理』スキルを使って肉屋を始めてみることにした。
梁山泊で肉屋につながりがあるとしたら、
肉屋だった曹正。
父親が肉屋で、自身も肉屋を営業していた石秀。
石秀の店の主の義理の息子、楊雄。
ぐらいじゃろうが、わしも関係はある。
むかつく肉屋の主人を拳骨三発で殴り殺したからな*3。
ここに来て肉屋とは、なんと因果なものよのぅ。
家畜関係の取引を行うからには『家畜取引』なるスキルが欲しいところじゃが、教えてくれるのはマルセイユのコンデ公爵とな？
では、早速、フランスはマルセイユへ。
例の香水作戦*4で王城のコンデ公爵に教えを請う…
あ？食料品取引スキル必要？
…
また無駄な努力かの。
